卒業とか
周りがみんな卒業していく。
恋人も、高校の同級生も、サークルの友達も、大好きな先輩たちも。
卒業旅行の写真はもれなく海外のもので、しばらくインスタを開くたびに吐き気がしていた。
一応私も高校の部活の友達と京都旅行には行った。
それがとても楽しかったから国内でもいいじゃんという謎の感情が沸いてしまった。
卒業旅行の写真ラッシュが終わったと思ったら今度は卒業式の袴ラッシュだった。
大好きな人たちが無事卒業できたことが嬉しいのに、自分はまだ卒業できるかどうかさえ怪しいからどうしても寂しさの方が勝つ。
自分だけが違う世界にいるように感じる。
世界というか部屋。
私だけずっと部屋の中でジメジメしているだけ。
SNSの投稿だけを見ると卒業する人たちが全員同じように見えるけど、話を聞くとそれぞれに全く異なる道が決まっていて面白い。
余計に置いて行かれているように感じるけれど。
私はまだ研究室も決まっていない。そのことについて教授にメールを送らなきゃいけないのに、簡単なメールすらすぐ送ることができない。
約2年前、鬱になってからとにかく怖いものが増えた。
携帯のバイブレーション、電話、ラインの通知音、メールのやり取り、直射日光、満員電車、知らない人の視線、大きな音
少しずつ治っていくかと思ったけど最近悪化している。
今月に入ってから人の多い電車で貧血を起こすようになった。
気分が悪くなって急いで電車を降りて気付いたらホームの地面に倒れていた時、もう人生駄目だと思った。救急車呼ばれそうなのを必死で止めて、そのまま京都旅行に行ったけど...笑
今週病院に検査に行く予定。
そういえば先日大学の友達から「メール通知ためてる数えぐww」って言われた。
でもツイッターには私とは比べ物にならないくらいためてる人いっぱいいるよ、と言いそうになった。言わなかったけど。
やっと気付いたんだけど、それぞれ自分に合った人生のテンポがあるのかもしれない。
2年前までは周りと同じテンポで生きていけるように死にもの狂いで頑張っていたような気がする。
でもある日突然足が動かなくなった。
本当に突然。
ぴたりと人生が止まってしまった。
最近の私は真夜中に一人、メルカリで買ったハウルの動く城のDVDを観て泣くことしかできないです。
それでも頑張って生きているので偉い偉いと思いながら死にたい気持ちを見て見ぬふりしています。
何で最後だけ敬語になったんだろう。