不眠症について
数年前、不眠症になった。
母親に相談したら「眠くなくても目瞑ってたら自然と眠れるよ」しか言われなくて、それが本当に辛かったことを覚えてる。
目を瞑っているだけで自然と眠れるならそれは「不眠症」じゃないんだけどなぁ……って思ってた。
実際、布団の中でひたすら目を瞑って4時間が経過したこともあったので、このアドバイスは全く意味がなかった。
精神科の先生から受けたアドバイスが一番良かった。
目を瞑ってじっとしていると嫌なことを思い出してしまうから、目を開けて自分の好きなことをする時間として使った方がいいらしい。
その通りに過ごしていたら、眠れないことが原因で病むことが減って本当に嬉しかった。
その時は休学していたので、朝でも昼でも夜でも眠くなった時に寝て、眠くないときは映画を見たり漫画を読んだりした。
8時間しか起きられない時もあれば30時間以上起き続ける時もあったけど、じっと目を閉じたまま数時間が経過するあの恐怖を経験しなくていいから精神は比較的安定していたと思う。
明るい時間に寝る時、百均で買ったアイマスクが意外と活躍したのでオススメ。
社会に出て生活をしている人はそんなこと言っていられないから、睡眠薬を飲むと日常生活が楽になるよって病院の先生は言ってた。
私も睡眠薬を一時期飲んでいたけど、合わなかったのか寝る前の記憶が飛ぶことがあって、それが怖かったから飲むのを辞めて上記のような生活をすることにした。
睡眠薬を飲むこと自体は、全然悪いことじゃないと思う。眠れなくて悩んでる人が、悩まずに眠れるようになるわけだし……
不眠症になっちゃった人、一度は絶対「じっと目を瞑って眠くなるのを待て」って言われたことあると思う。あれは信じなくていいし実行しなくていい。余計に不安が募るから。あのアドバイスは不眠症でない普通に健康な人のための限定的なもの。
私の場合は眠ることをすぐ諦めて布団から出て、日中と同じように生活していたらいつのまにか不眠症はかなり治っていった。夜だからって眠らなきゃいけないわけじゃないんだなぁ〜と新しい発見だった。
割と長期間ゆっくり休める状況で不眠症に悩んでいる人が、少しでも楽になったらいいな〜〜と思う。(社会生活を送っている人には参考にならなくてごめん)
研究を始められない
2月の上旬だったかな?その頃から新型コロナウイルスが世界に蔓延し始めた。
私は2/11にTWICEのライブがあって、その前のハイタッチ会が中止になって不安だったからたぶんそのくらいだと思う。
大学は春休みが長いところが良いと思っていたけど、緊急事態宣言のおかげで今もまだ実質春休み。さすがに長すぎるわ。
あつ森、ご飯、睡眠、あつ森、アニメ、睡眠、あつ森、映画、睡眠......(時々けん玉)
とにかくこの繰り返しの日々で脳みそ腐りそう。
誰も悪くなくて、自分たちの安全ためにこういう自宅待機の状況になっているから仕方ないと言えばそうなんだけど。
元々引きこもりで、予定がある時にオシャレして出かける生活だったのに予定全滅バイトも全滅で外に出ることがゼロ。
散歩が推奨されてるみたいだけど、引きこもり体質にとって散歩レベルの外出が最もハードル高い。散歩って精神が安定してる証拠なのでは......?
やっと本題に入るけど、その新型コロナウイルスというやつのせいで研究室は立ち入ることすらできない。
4月からやっと卒業のための研究が始められるところだったのに。
本当なら今頃は、巡検から持ち帰ったサンプルを薄片にしていたことでしょう......
教授にメールしたらある地域のカルデラについて勉強しておいてほしいと言われたので、しばらくは大人しくネットの海で知識をゲットしようと思う。
卒業研究のこと考えたら不安で頭が爆発しそうになるけど、考えたっていつ始められるかはコロナちゃんのご機嫌次第なので頭パッパラパーで昼夜逆転生活しときます。
人生本当にいつどうなるか分からなくてウケる!の精神で楽しもうね。
なるべく。
卒業とか
周りがみんな卒業していく。
恋人も、高校の同級生も、サークルの友達も、大好きな先輩たちも。
卒業旅行の写真はもれなく海外のもので、しばらくインスタを開くたびに吐き気がしていた。
一応私も高校の部活の友達と京都旅行には行った。
それがとても楽しかったから国内でもいいじゃんという謎の感情が沸いてしまった。
卒業旅行の写真ラッシュが終わったと思ったら今度は卒業式の袴ラッシュだった。
大好きな人たちが無事卒業できたことが嬉しいのに、自分はまだ卒業できるかどうかさえ怪しいからどうしても寂しさの方が勝つ。
自分だけが違う世界にいるように感じる。
世界というか部屋。
私だけずっと部屋の中でジメジメしているだけ。
SNSの投稿だけを見ると卒業する人たちが全員同じように見えるけど、話を聞くとそれぞれに全く異なる道が決まっていて面白い。
余計に置いて行かれているように感じるけれど。
私はまだ研究室も決まっていない。そのことについて教授にメールを送らなきゃいけないのに、簡単なメールすらすぐ送ることができない。
約2年前、鬱になってからとにかく怖いものが増えた。
携帯のバイブレーション、電話、ラインの通知音、メールのやり取り、直射日光、満員電車、知らない人の視線、大きな音
少しずつ治っていくかと思ったけど最近悪化している。
今月に入ってから人の多い電車で貧血を起こすようになった。
気分が悪くなって急いで電車を降りて気付いたらホームの地面に倒れていた時、もう人生駄目だと思った。救急車呼ばれそうなのを必死で止めて、そのまま京都旅行に行ったけど...笑
今週病院に検査に行く予定。
そういえば先日大学の友達から「メール通知ためてる数えぐww」って言われた。
でもツイッターには私とは比べ物にならないくらいためてる人いっぱいいるよ、と言いそうになった。言わなかったけど。
やっと気付いたんだけど、それぞれ自分に合った人生のテンポがあるのかもしれない。
2年前までは周りと同じテンポで生きていけるように死にもの狂いで頑張っていたような気がする。
でもある日突然足が動かなくなった。
本当に突然。
ぴたりと人生が止まってしまった。
最近の私は真夜中に一人、メルカリで買ったハウルの動く城のDVDを観て泣くことしかできないです。
それでも頑張って生きているので偉い偉いと思いながら死にたい気持ちを見て見ぬふりしています。
何で最後だけ敬語になったんだろう。
精神安定剤
0:30 2018/12/12
月曜日にいつもの病院に行った。
精神安定剤がない生活を3週間ほどしたにしては元気な方だったと思う。特に死にたくもならなかった。
精神的な不調がそこまで出なかった分、身体面での不調が目立った。
特に肌荒れ。これは分かっていたことだけれどここまで顕著に現れると割と驚く。精神安定剤が普段どれだけ私を助けてくれているのか実感する。
それから、安定剤を飲まない期間がしばらく続くと貧血を起こすことに最近気付いた。
床が抜けるような感覚で脳みそが引っ張られる感じ。1日に何度も起こるのでこれは地味にしんどい。
12月の初めにサークルの女子旅行が終わって、久しぶりのバイトをしてからは気が緩んだのか体が重くてほとんど床になっていた。無事に帰省出来て良かった。
今週の目標は歯医者に予約の電話をすること。
この状態になってから電話をかけるのが大嫌いになってしまった。そもそもの原因は電話の着信音とバイブレーションが怖く感じるようになったことだ。自分から電話をかける行為が日常生活の中で困難な行動ランキングの上位になっている。こうなってしまってから、ネットで予約できるものにはかなり助けられている。
1年前から携帯のバイブレーションはずっと切ったまま。
振動がダメなのか、ブーっという音がダメなのかは分からないけれど、人の携帯のバイブレーションもなるべく聞きたくない。
長い期間同じ着信音に設定したままなのもだんだん怖くなってしまうので、定期的に変えている。LINEの通知音も定期的に変更しないと怖い。
これでも最近は電話がかかってきても吐き気を催すことなく出られるしかなり回復した方だ。
無敵になった話
自分がワキガであると気付いたのは小学校5年生の時。母親から指摘されて分かった。
重度なワキガではなかったけれど、くさいものはくさい。
それからは24時間365日脇の臭いが気になって仕方がなかった。1日に5回はデオドラントを塗り直す日々。消臭を心がけてはいても、汗をかくとどうしても臭ってしまう。
思春期にはわざと聞こえるような声で「何かくさいんだけど〜ww」と言われたこともあった。
くさいもんね、本当に。
母親と弟はワキガ持ってなくて、父親と私がワキガ持ち。父親のDNAが恨めしくて仕方がなかった。
ワキガ持ちは自分のせいではないけれど、臭わせているのは自分のせい。本当に本当に毎日辛かった。
授業中
友達と遊んでいる時
電車やバスに乗っている時
映画館で映画を見ている時
とにかく頭の中は常に、「自分がくさいかもしれない」という不安だけ。
そんなに重度なワキガじゃなかったけど、密室に長時間いなくてはならない時はお互いに地獄だった(と思う)。
思い出しただけで死にたくなる。
そしてやっと、今年の春に念願のワキガの手術が受けられることになった。皮弁法の保険適用で両脇合わせて約7万円。
術後の薬やレーザー治療も含めるともう少し費用は高くなるが、それでも安い方だと思う。
ワキガの手術についてネットで調べてみると再発や傷跡についての記事が多く正直めちゃくちゃ怖かった。
それでも一生くさいままよりはマシだと、手術をすることに決定。
(私が手術を受けた病院のHPに、「当病院では現段階で再発は起きておりません」的な事が書いてあったのも後押しになった。)
人生で初めての全身麻酔は本当に怖かった。緊張して前日から胃の痛みが収まらず吐き気もしていた。
手術当日は朝から絶飲食で水すら飲めず……
あとめちゃくちゃ久しぶりにすっぴんで出かけた。
病院に着くとベッドのある個室で待たされる。待っている間に上着を脱いで、乳首を隠すためのガーゼとテープを貼り付けた。
手術台に寝かされて麻酔を打たれたけど、意識が飛ぶまでかなり時間があって、パチンパチンとアポクリン腺を切る音が聞こえて泣きそうだった。
目が覚めると脇がガチガチに固定されていて、アイシング中のピッチャーみたいになっていた。(伝われ)
しばらくは頭がボーッとして自力では歩けなかったから、待合室のベッドで1時間ほど寝て帰った。
片脇ずつ手術を行うので数週間はほぼ毎日病院に通わなくてはいけなかった。傷の経過を見てもらったりガーゼを取り替えてもらったり。病院のお姉さんたち綺麗で優しかったからむしろ嬉しかったけど……
ダウンタイムは傷が痛くてほとんど眠れない生活を送った。
ガーゼを濡らすことも禁止されていたので、毎回ものすごい変なポーズでシャワーを浴びるしかなくてしんどかった。ゆっくりとお風呂に入れないのが地味に一番キツかったかも。
それでもガーゼが取れて、日常生活に戻れるようになってからは世界が変わった。
大袈裟だけど本当に世界が変わったとしか表現できない。
私が受けた手術はにおいを取り除く他に、多汗症を防ぐ役割と脱毛の効果もあった。
ワキガの臭いは消え失せ、脇汗もかかなくなり、ツルツルの脇まで手に入れたのだ〜!!(謎テンション)
それまで脳内の98%を占めていたワキガの不安から解消されたことが嬉しくて、何度も自分の脇をかいでは感動した。
そして私は無敵になった。
めでたしめでたし
歌って踊るやつ
マンマミーア2の感想 ネタバレあり
メンクリに予約しに行ったあと時間があったから地元の映画館で鑑賞。午前中の上映だったから人も少なくて、私が座ってる列は自分以外誰もいなかった。
何も知らずに予約したらすごく大きなスクリーンで感動。音質とかが最新の技術のやつだった。めちゃくちゃ良かった。
前作を観た時の衝撃も凄まじかったけど、今作も幸せがとにかく詰まっている作品。
本当にこの作品が好きなので最初に若い頃のドナが歌い始めた瞬間に泣き出してしまった。
そこから映画が終わるまでほとんど泣いていたから、人が少ない時間を選んで本当によかった。
前作を観た時ABBAを知らない状態でみてそれが良かったのを思い出して、今回も歌の予習はしなかった。
初めて聴く歌なのにこんなに好きだと思えることが嬉しい。ABBAありがとう。
映画を観た後にサントラをダウンロードして余韻に浸るのが大好き。
ひとつだけモヤモヤした所がある。ドナが亡くなっていた事。
死ぬ描写もなく唐突に死んだことになっていたから若干置いていかれた。メリル・ストリープの都合でそうなったのかと思ったけれど、幽霊(?)として普通に出演して歌っていたから余計に謎だった。
日本には洗礼式の文化がないから分からないけど、その辺の諸々で亡くなったことにする方が都合が良かったのかな…
ドナが亡くなる時のサムの心情を想像してしまって辛かった。
サム、ビル、ハリーの若かりし頃の役者さんがハンサムすぎて腰が抜けるかと思った。世界には顔がよくて歌も上手くてスタイルも良い人が居る。世界凄い。
個人的にはヒュー・スキナー(ハリーの若い頃)の顔と、ジョッシュ・ディラン(ビルの若い頃)の歌声が好きだった。
ダイナモスの若い頃を演じた役者さんも個性があって綺麗で好き。見事にリリー・ジェームズ(ドナの若い頃)の虜になってしまって、画像を保存しまくる日々。待ち受けもリリーにしちゃった♡
リリーのInstagramに世界のhappyが凝縮されてる。
映画館で同じ映画を2回観るということをほとんどしないけれど、今作はそれをするかもしれない。というかしたい。絶対する。